沖縄を代表する果実であるシークワーサーは、方言として「シー」は主に酢やすっぱいものという意味であり、「クワーサー」は食べさせる・食べ物ということで、シークワーサーとはすっぱい食べ物という意味です。 シークワーサーの収穫時期は沖縄では主に8月から12月までとされますが、収穫時期により用途が少し変わります。
シークワーサーの収穫時期
シークワーサーは沖縄では、8月下旬から9月にかけて青切りと呼ばれる、みずみずしい緑色の果実を主に「酢の物様」として収穫します。その後、10月ごろから12月半ばまでは「ジュースの原液」として収穫します。
そして12月の終わりころから2月いっぱいまで、黄色く良く熟したものが生食用として出荷されるのです。このようにシークワーサーは一年に三度の収穫時期があり、その用途ごとに収穫時期を分けています。
収穫時期の違いにより使い方は千差万別
未熟果である青切りシークワーサーは、沖縄では刺身や焼き魚に使ったり、なますやドレッシングなどにも使用されます。調味料として、沖縄では非常にオーソドックスな食材です。その特徴は、他の柑橘類に比べると独特の渋みにあると言われています。
ジュースとしての使い方は、好みはきっと分かれるでしょう。青切りシークワーサーをジュースに使えば苦みと酸味の濃いジュースとなりますが、成分的にノビレチンとクエン酸が豊富な栄養満点のジュースになります。
苦みや酸味が苦手という方には、完熟した時期のシークワーサーを使用したジュースがお勧めです。完熟したシークワーサーには、酸味の中にもほのかな甘味が感じられとても飲みやすいジュースとなります。こちらのジュースはストレートでも飲みやすいため、お子様にも安心です。
シークワーサーの栄養価
シークワーサーは数々の効果・効能があると言われています。肥満の予防や解消・糖尿病の改善・二日酔いの予防・認知症の改善にも効果的です。また、ウチナ~ンチュ(沖縄の人)の長寿の秘訣の一つにも挙げられるのが、シークワーサーになります。
原液で飲んでもよし、ジュースにしても美味しく、またカクテルとしてお酒としても楽しめるシークワーサーは沖縄のソウルフードと言えるでしょう。そのうえ、栄養価も高いとなれば一度は試してみたくなるのではないでしょうか。
まとめ
シークワーサーは、沖縄では通年を通じて流通しているものです。収穫時期には生のものを、また収穫されない時期でも加工食品としてのシークワーサーの原液やジュースなどは入手可能です。是非、沖縄県産のシークワーサーをお試しください。
