沖縄の特産品、大宜味生まれのシークワーサーその魅力

沖縄の特産品、大宜味生まれのシークワーサーその魅力

沖縄へ行きたくても中々その機会がないという方もおられることでしょう。いつの日か訪れてみたい沖縄に思いを馳せつつ特産品を味わうというのも、楽しみ方の一つです。今回は、沖縄らしさを演出する味覚の一つ・大宜味村名物のシークワーサーについて紹介しましょう。

シークワーサーは大宜味を中心に・・・

東には国頭の山々が連なり、西には青く輝く東シナ海が広がる、自然環境に恵まれた村、大宜味村。その村役場から南東部に位置するネクマチヂ岳。石灰石含有率の高いその土壌は、シークワーサーの生育に適しており、そこを中心に北部の自治体でシークワーサー栽培が行われています。

シークワーサー。和名でヒラミレモンと呼ばれるミカン科の一種。重さは約25グラム前後で、柑橘系では小振りなサイズと言えます。爽やかな香りと強い酸味を持つ、古くから沖縄で親しまれてきた柑橘類です。

シークワーサーの収穫と出荷の時期

シークワーサーは毎年夏のシーズンになると青切状態で収穫されます。しかし出荷時期に関しては用途別に違いが見られます。

8月から9月にかけて出荷される分は酢の物用。10月から12月中旬までの出荷分はジュースなど飲料用の原液。そして年末から翌年2月下旬にかけては生食用。そのように、用途に適した頃合いに合わせて出荷されているわけです。

シークワーサーの栄養素

柑橘系の一種であるシークワーサーには、疲労回復に効果的なクエン酸をはじめ、ビタミンCやビタミンB1、カロチン、ミネラル分などが豊富に含まれています。

中でも、血糖値の上昇を抑え中性脂肪を減らす効果を持つノビレチンに関して、可食部分への含有量が他の柑橘系と比較して高い値を示しています。ノビレチンは、発ガン抑制作用など、ある種の病に関して予防効果を持つとも考えられている栄養素です。

沖縄のお年寄りが長寿なのは、そんなシークワーサーを食する機会が多かった沖縄古来の食生活が理由の一つではないでしょうか。

多様化する用途

シークワーサーの用途は、メインである生食・調味料・ジュース原料のみに留まりません。菓子類やその他加工食品の原料としても使用され、新商品も続々生み出されています。

それらは土産物店だけでなく、県内の食料品店でも、日常的に広く取り扱われています。観光客の方のみならず、県民にも県産品として親しまれているわけです。そんな状況からは、身近な果物シークワーサーをより広く沖縄の味として育てよう、という関連企業各位の強い意気込みが感じられます。

まとめ

沖縄の柑橘系果実の代表格であるシークワーサー。その程よい酸味と甘みの絶妙なバランス、そして爽やかな味わいをぜひ味わってみて下さい。

 

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