ピーナッツで作られたお豆腐

ピーナッツで作られたお豆腐

ジーマーミ豆腐って知ってますか?

沖縄の豆腐なんですが、一般的に知られているものとはちょっと違うんです。
普通の豆腐は、大豆を使って作られますよね。

ところが、ジーマーミ豆腐は、ピーナッツのしぼり汁とサツマイモの「芋くず」を練って作られるんです。
胡麻豆腐にもちょっと似ていて、濃厚な味わいが楽しめます。

ちなみに、ジーマーミは方言で「地豆」という意味で、ピーナッツを指します。

地豆と言われてもピンときませんが、ピーナッツ(落花生)は、土の中に実をつけることから、そう呼ばれています。
ジーマーミ豆腐は、沖縄が琉球王国だったころから食べられていました。

もともとは琉球の宮廷菓子で、中国や東南アジア、日本からのお客様のお茶請けに出されていたという歴史があります。
明治政府により、王政は廃止されましたが、県都となった那覇では宮廷料理を受け継いだ「琉球料理」が広まり、ジーマーミ豆腐も庶民の間でも食べられるようになりました。

琉球王朝時代

琉球王朝時代は高級なお菓子でしたが、今となってはスーパーで買えるくらいの定番食品となっています。

一緒についてくる、黒糖や紅芋などの甘いたれをかけて食べるのが一般的ですが、たれをかけた様子は白いプリンにも見えます。
砂糖醤油、わさび醤油、しょうが醤油、ポン酢などで食べてもおいしいです。

また、揚げ出し豆腐にして食べるのもおすすめですよ☆

沖縄のスーパーにはジーマーミ豆腐も売っているのですが、他の地域では手に入りにくいです。
「観光で食べたあの豆腐、もう一度食べたい」という方もいるのではないでしょうか。

 


沖縄マメ知識記事一覧

ブログに戻る