【ご当地鍋】お取り寄せで”おもてなし”

【ご当地鍋】お取り寄せで”おもてなし”

自宅にいながら地方の名産を楽しめる「ご当地鍋」のお取り寄せ。

ご当地鍋でおもてなしをするとき、「どんな鍋を選んだらいいのか」「テーブルセッティングやマナー」など、どんなところに気を付けたらいいのでしょうか?

ご当地鍋をお取り寄せしたときの「おもてなし」について、ご紹介します。

お取り寄せ鍋を選ぶうえでのポイント

おもてなしをしたいときに、「どんな鍋を選んだらよいのか」と迷うことがあります。一緒に食べる方々の好みも大事にしたいところです。そこで、ご当地鍋別のおすすめポイントをみていきましょう。

北海道「石狩鍋」

 「」をメインとした、たっぷりの魚介類が入った鍋です。鍋スープは、”味噌ベース”となっています。

野菜は、”キャベツ”・”たまねぎ”・”大根”・”長ネギ”・”シイタケ”・”豆腐”などを入れることが多いようですが、家庭によって入れる野菜は異なります。

寒い地域でつくられる鍋だけあって、食べると身体がとても温まります。魚介類が好きな方には、オススメの鍋です。

秋田「きりたんぽ鍋」

つぶしたご飯を杉の棒に巻きつけて、表面を焼いたものを「たんぽ餅」といいます。その「たんぽ餅」を切って鍋に入れたことから、「きりたんぽ」と呼ばれるようになりました。

この「きりたんぽ」と、”鶏肉”・”ねぎ”・”ごぼう”・”しらたき”などを鍋で一緒に煮込んだものが「きりたんぽ鍋」です。鍋スープは、”醤油ベース”となっています。

ごはんを使った「きりたんぽ」が入っているので、鍋のシメも必要ありません。秋田では、お祝いの席などに振舞われていた鍋なので、おもてなしには最適の鍋といえるでしょう。

山梨「ほうとう」

”豚肉”・”かぼちゃ”・”人参”・”ねぎ”などと、”太くて平たい麺”を”味噌ベース”で一緒に煮込んだ鍋を「ほうとう」といいます。身体を温める食材ばかりでつくられているため、身体を温めたいときには最適です。

麺も一緒に煮込むため、この「ほうとう」だけで、野菜・タンパク質・炭水化物が摂取できます。栄養バランスもとてもよく、心も体も癒してくれる鍋です。

滋賀「鴨鍋」

”長ネギ”・”豆腐”などと一緒に、「マガモ」を煮込んだ鍋が「鴨鍋」です。鴨の脂のりも良く、脂身の甘さがクセになります。味付けは”だし”・”醤油”・”みりん”などで、すき焼き風につくられることもあります。

鴨の味が存分に楽しめるので、肉がお好きな方にはオススメの鍋といえるでしょう。

広島「牡蠣の土手鍋」

食べ方がユニークな鍋である「牡蠣の土手鍋」。まず”味噌”を鍋の内側に、土手のように塗ります。

そこに”牡蠣”・”白菜”・”春菊”・”豆腐”などを入れ、煮込むのが「牡蠣の土手鍋」です。あらかじめ塗った味噌を溶かしながら、味を調節していきます。

牡蠣のだしと野菜のうまみが味噌のスープに溶け込むため、最後のシメを楽しめる鍋といえます。

山口「あんこう鍋」

山口県の下関市では、「あんこう」の水揚量日本一です。下関というと「ふぐ」で有名ですが、じつは「あんこう」も豊富に水揚されているのです。

その「あんこう」と野菜を、”味噌ベース”の鍋スープに入れて煮込んだものが「あんこう鍋」といわれています。

とろけるように身がほぐれる「あんこう」は、コラーゲンが豊富に含まれています。美容に気を配っている方には、喜ばれる鍋といえるでしょう。

博多「もつ鍋」

牛や豚のもつ(ホルモン)」を、”にら”・”にんにく”・”キャベツ”などと一緒に煮込んだ鍋を「もつ鍋」といいます。

鍋スープは、”だしに醤油または味噌”などで味付けします。もつの歯ごたえと、溢れ出る脂のうまみが楽しめる鍋です。

スタミナがつく食材をつかっているので、元気になりたい方にオススメの鍋です。

こんなオリジナル鍋も

ご当地の食材を使ったオリジナル鍋などもあります。「いつもの違った鍋が食べたい!!」といったときには、最適です。

沖縄の石垣牛やあぐー豚を使った「オリジナル沖縄鍋」

沖縄のゆったりした環境で、ストレスなく育った「石垣牛」や「あぐー豚」を、「沖縄そば」のだしで”しゃぶしゃぶ”にする「沖縄鍋」というオリジナルの鍋があります。

「石垣牛」も「あぐー豚」も希少な血統の品種で、なかなか沖縄県外に出回ることはありません。一時、絶滅の危機に陥った沖縄在来の品種なのです。

そんな数少ない希少な品種を、丁寧に時間と手間をかけて育てたのが「石垣牛」や「あぐー豚」です。

「石垣牛」も「あぐー豚」も、美しい”サシ(霜降り)”が入っているのが特徴的です。肉質は柔らかく、脂も甘みが強くなっています。

鍋スープには「沖縄そば」のスープを使っているので、とても優しい味わいになります。肉をたくさん食べても、胃もたれはしません。

シメには「沖縄そば」のを入れるという、沖縄らしさを追求したこだわり。肉との相性が良い「沖縄そば」は、シメにピッタリです。

なお、沖縄の「ジーマーミー豆腐」がデザートについているので、食後まで沖縄気分を味わうことができます。

鍋を食べるときのテーブルセッティング

鍋を食べるために必要な「器」・「はし」・「箸置き」・「おしぼり」・「グラス」などは、あらかじめ用意しておきます。

鍋に入れる野菜などの食材は、「漆の重箱」・「趣のある大皿」などに入れておくとよいでしょう。薬味などはあらかじめ、各々の分を「薬味皿」などで取り分けておくとスマートです。

鍋を食べる際には、周囲が汚れやすくなります。テーブルクロスなどは布ではなく、さっと汚れをふき取れる”ビニール製”のものなどが良さそうです。

鍋で"おもてなし”をするときに気を付けたいこととは

たくさん食べていただきたいと思うばかりに、相手のペースを考えずにどんどんと取り分けてしまうことはありませんか?慌ただしく食事をしないためにも、相手のペースを考えた「おもてなし」を心がけたいところ。

また、自分の箸を逆さにして取り分けるのはマナー違反です。持ち手の部分が食材に触れることになり、相手を不快な気分にさせてしまうかもしれません。取り分け用の箸は、あらかじめ別に用意しましょう。

まとめ

お取り寄せのご当地鍋で”おもてなし”をするときの、「ご当地鍋を選ぶポイント」や「テーブルセッティング」、「気を付けたいこと」などをご紹介しました。

家庭で食べることの多い鍋ですが、「高級な食材」や「普段食べない鍋」などを選ぶことで、お祝いの席・おもてなしの席でも喜ばれます。

日本の各地方には、古くから伝わる鍋料理があります。その土地に合った食材・味付けなどがされており、地域の特色を感じることができます。お取り寄せをすれば、旅気分も味わえます。

鍋料理を食べるときにも、テーブルセッティングに気を配ることも大切です。ゆったりと鍋料理を楽しめるよう、あらかじめ準備をしておきましょう。また、マナーなどの配慮も大切になってきます。

相手の気持ちを考えた「おもてなし」ができるよう、心がけたいものです。鍋料理は、食べる人の”身体”と”心”を癒します。各地方の風土が感じられる「ご当地鍋」で、”おもてなし”をしてみてはいかがでしょうか?

 


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