沖縄といえば海!!その美しい海に魅了されて、多くの観光客が訪れ、移住者も増えています。人を惹きつけてやまない「沖縄の海」の魅力は、いったいどんなところなのでしょうか?地元民が知る「沖縄の海」について、ご紹介します。
法的に守られている「沖縄の海」
沖縄の海は、法的に守られていることがあります。どんなことがあるのかご紹介します。
沖縄のサンゴ礁は守るべきもの
沖縄の海には、美しいサンゴ礁があります。これらのサンゴは、採ったり、持ち帰ったりしても良いのでしょうか?ー答えはNOです。サンゴは採ったり、持ち帰ったりしてはいけません。サンゴを採ったり、持ち帰ったりすることは、違法行為にあたります。
なぜサンゴを守らなくてはいけないのか、それには大きな理由があります。サンゴは光合成を行います。植物と同じように、周囲の二酸化炭素を吸収し、酸素を排出してくれます。それにより、地球温暖化を抑えてくれています。
サンゴが二酸化炭素を吸収して酸素を排出する量は、木よりもはるかに多いことがわかっています。地球上の60%~70%は、サンゴがコントロールしているという説もあります。それだけ、サンゴは地球上に無くてはならないものなのです。
サンゴ礁が海を浄化している
沖縄の海はとても美しいですが、この美しさにはサンゴの力が重要であるといわれています。サンゴには、海を浄化する役割があります。そして、サンゴは海の生態系を守る働きもあります。
サンゴが失われると海の生態系は崩れ、多くの海洋生物を絶滅させてしまう危険があります。そういった理由から、サンゴ礁を法で守る必要があるのです。
砂も貝殻も持ち帰ってはいけない
沖縄の海に限ったことではありませんが、原則的に、砂や貝殻などは持ち帰ってはいけないことになっています。海は国有財産になります。じつは、所有者が存在するので、所有者の許可なく持ち帰ることは違法にあたるのです。
そういったことも、「沖縄の海」の魅力を守ることに繋がっているのでしょう。
日焼け止めがサンゴにダメージを与える
日焼け止めの一部成分が、サンゴにダメージを与えるといわれています。そのため、沖縄にはサンゴにダメージを与えない成分で作られた、肌に優しい日焼け止めがあります。沖縄の海に入るときは、日焼け止めにも注意をしましょう。
沖縄の海と人々の生活
沖縄に住む人たちは、海と密接な関係があります。その中の一つとして、「浜下り」という女性のための行事があります。旧暦の3月3日に、女性が海に入り身を清めます。
女性の健康などを願う節句であるといわれていますが、なぜ始まったのかは諸説あるようです。女の子の健康や成長を願うというものであったり、女性を日常の労働から解放し休ませるというものであったりとさまざまあります。
いずれにしても、女性の身体をいたわり、女性を大切に扱っていると感じさせる風習であります。その日は、重箱料理や三月菓子を浜辺に持っていき、海を楽しむということからも女性をいたわった行事であるといえるでしょう。
地元の人がオススメする美しいビーチ
地元の人もオススメする絶景ビーチをご紹介します。
ホテル日航アリビラ内のニライビーチ
沖縄の地元民がオススメするビーチとして、沖縄県読谷村、ホテル日航アリビラ内の「ニライビーチ」が挙げられます。「恋人岬」から見える景色も美しいと、地元民が太鼓判を押すビーチです。
ホテル日航アリビラが管理しているビーチなので、ホテルでさまざまなアクティビティにも参加できると評判です。
ちなみに、同じ読谷村にある「残波岬」は、沖縄本島で一番遅く夕日が沈む場所といわれています。
瀬底ビーチ
沖縄県瀬底島にある、「瀬底ビーチ」もオススメです。駐車場・トイレ・シャワー・海の家などの設備が完備されています。また、バナナボート・パラセーリング・ジェットスキーなどのマリンスポーツも楽しむことができます。
大泊ビーチ
沖縄県伊計島にある、「大泊ビーチ」もオススメです。こちらも駐車場やトイレ、海の家などの設備が整っています。シーカヤック・ダイビング・シュノーケリングも楽しむことができます。
備瀬崎ビーチ
沖縄県本部町にある、「備瀬崎ビーチ」もオススメのビーチです。有料駐車場などの施設も充実しており、安心して楽しめます。シュノーケリングをするのには最適のビーチといわれています。
吉野海岸
沖縄県の宮古島にある、「吉野海岸」もオススメです。サンゴ礁が多く見られるため、魚も多くてシュノーケリングを楽しめることでしょう。駐車場・更衣室・売店など、必要な設備も整っています。
新城海岸
こちらも沖縄の宮古島にある、「新城海岸」もオススメです。こちらはお子さんでも安心して楽しむことができる、遠浅のビーチになっています。波が穏やかなので、海水浴には最適な場所です。
米原ビーチ
「米原ビーチ」は、沖縄の石垣島にあります。こちらのビーチもおすすめです。石垣島の地元の住民もオススメするスポットで、シュノーケリングが楽しめるサンゴ礁や魚も豊富です。ウミガメの産卵スポットとしても、有名な場所です。
潮干狩りも楽しめる「沖縄の海」
シーズン中、潮干狩りを楽しめる場所もたくさんあります。オススメの場所を、ご紹介します。
海中道路
沖縄で大きな潮干狩り場といえば、ここ「海中道路」です。岩がなく、遠浅のビーチとなっています。そのため、お子さんを連れた家族連れに人気のあるスポットです。海中道路は、海を一望できる絶景スポットとしても有名です。
屋我地ビーチ
沖縄の屋我地島にある、「屋我地ビーチ」も潮干狩りスポットとして有名です。ここは恋人たちが集まる「縁結びの道 ピュア・ロード」があらわれる場所としても有名なところです。この道は、干潮時に姿を見せます。
泡瀬干潟
沖縄の沖縄市にある、「泡瀬干潟」もオススメの潮干狩りスポットです。シーズン中、無料で潮干狩りが楽しめるとあって、人気のスポットとなっています。駐車場・トイレは少し離れた「沖縄県総合運動公園」を利用することになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?沖縄と言えば海!!といえるほど、沖縄の海はとても魅力的です。その美しい海を守っているのが、サンゴであるとわかりました。
沖縄では、サンゴなどを法的に守っています。法的に守ることで、温暖化抑止や景観を守ることに繋がっています。地元に住む人が、自然を守る意識を持っているのです。人と海洋生物が共生しているから、沖縄の海は魅力的だといえるのではないでしょうか。
また、沖縄では女性をいたわる行事「浜下り」を、海で行っています。女性は、命を生み出します。海と女性を大切にする沖縄県民だからこそ、「沖縄の海」が魅力的に保たれているのでしょう。