ピパーツ(ヒハツ)を食事に取り入れて健康的に若返る!?

ピパーツ(ヒハツ)を食事に取り入れて健康的に若返る!?

 目次
ピパーツ(ヒハツ)とは??
ピパーツ(ヒハツ)が健康のカギを握る!?
ピパーツ(ヒハツ)の毛細血管への効果とは??
若返り・健康のためにはなぜ毛細血管が重要なのか??
毛細血管は30代から衰え始める!?
毛細血管を健康に保つための生活習慣とは??
ピパーツ(ヒハツ)の使い方・取り入れ方とは??
ピパーツ(ヒハツ)の副作用は??
まとめ

沖縄のピパーツ(ヒハツ)という香辛料には、カラダ全体を若返らせる効能があることがわかりました。「ピパーツ(ヒハツ)とはいったいどんな香辛料なのか?」「どのような健康効果があるのか?」「どういう料理に使えばいいのか?」「副作用などはないのか?」などを解説していきます。

ピパーツ(ヒハツ)とは??

ピパーツ(ヒハツ)とは、コショウ科の植物になります。沖縄では「島こしょう」として、古くから親しまれてきました。石垣島・与那国島・などではかなり昔から使われており、琉球料理に欠かせない香辛料となっています。

「ヒハツ」「ピパーツ」「島こしょう」「ヒバーチ」「ピパーチ」「ぴーやし」など、さまざまな別名があります。英語では「ロング・ペッパー」と呼ばれているように、実が細長いのが特徴的です。

この実を乾燥させてから、粉末状にして使われます。

ピパーツ(ヒハツ)が健康のカギを握る!?

ピパーツ(ヒハツ)は毛細血管を健康にする効果があります。健康において、毛細血管は非常に重要です。毛細血管が健康であると病気が予防でき、体調不良も改善します。例えば、下記のような病気の予防、症状改善が期待されます。

〇脳梗塞

〇心筋梗塞

〇がん

〇認知症

〇腸内環境の悪化

〇高血圧

〇冷え性

〇コリ

〇だるさ

以上の病気や症状の鍵を握るのが毛細血管になります。

ピパーツ(ヒハツ)の毛細血管への効果とは??

ピパーツ(ヒハツ)は、老化・劣化した毛細血管を若返らせたり、修復したりしてくれます。また、血液の流れを良くして血圧をさげてくれる効果もあります。

毛細血管の内側の細胞に「Tie2(タイツー)」という受容体があるのですが、その「Tie2」は毛細血管を強くするスイッチとなっています。この「Tie2」を活性化させるのが、「ピぺリン」という物質です。

ピパーツ(ヒハツ)は、この「ピぺリン」を含んでいるので、毛細血管を強くするサポートをしているのです。作用の順序としては、下記のようになります。

【「ピパーツ(ヒハツ)」⇒「ピぺリン」⇒「Tie2」⇒「毛細血管」】

若返り・健康のためにはなぜ毛細血管が重要なのか??

全身の血管のうち、毛細血管は99%にもなります。毛細血管は全身に張り巡らされています。その毛細血管は、各細胞に酸素・栄養素を届け、二酸化炭素・老廃物を回収しています。

毛細血管が健康でないと、こうしたやり取りができないため、免疫力低下や体調不良など悪影響がでてしまいます。ウイルスや細菌に感染した部位へ、戦うための免疫物質を送り込むのも毛細血管の役目です。

毛細血管が元気でないと、病気にかかりやすくなるのはこのためです。

毛細血管は30代から衰え始める!?

毛細血管は30代くらいから衰え始めます。現代人に起こりがちな乱れた生活習慣などによって、その老化・劣化スピードは加速していきます。毛細血管が弱ってくると、以下のような問題が生じます。代表的な例をご紹介します。

〇免疫力の低下

〇胃・腸などの消化器の不調

〇脳梗塞のリスクが高くなる

〇認知症のリスクが高くなる

〇腎臓の不調

〇高血圧

など。

30代以降は特に、意識的に毛細血管をケアして必要があることがお分かりいただけたとことでしょう。

毛細血管を健康に保つための生活習慣とは??

生活習慣を見直すことで毛細血管を若返らせ、修復することは可能です。その方法の一つとして、食生活にピパーツ(ヒハツ)を取り入れることを提案しました。ほかにできることとして、大切なことがあります。

それは睡眠時間をしっかり確保することです。毛細血管には、「血管を緩めたままにする」時間が必要です。それを可能にするのが睡眠です。質の良い睡眠は、毛細血管の若返り・修復をするための大切な要素なのです。

ではどのくらい睡眠時間を確保したら良いのでしょうか??理想的といわれている睡眠時間は、「7時間」とされています。また、深夜0時前、つまり日付が変わる前に就寝することが重要となってきます。

現代人にとって、質の良い睡眠時間を確保するのはなかなか難しいと思われますが、可能な限り良い睡眠がとれるように意識していきましょう。

ピパーツ(ヒハツ)の使い方・取り入れ方とは??

ピパーツ(ヒハツ)をどんなふうに食生活へと取り入れていけばよいのか、ご紹介していきます。黒コショウと同じような品種であるため、普段黒コショウを使うお料理に最適です。下記の使い方だけではなく、お好みでさまざまな料理をお楽しみください。

紅茶にひと振り

黒コショウと似ているときいて、意外に思われるかもしれませんが、ピパーツ(ヒハツ)であるからこそ合う組み合わせともいえます。ピパーツ(ヒハツ)は、シナモンのようなほのかに甘い香りがあるのが特徴です。

そんなピパーツ(ヒハツ)だからこそ、シナモンのかわりにすることもできます。シナモンのような香りに、ほんの少しスパイシーさが加わり独特な風味が増します。

カレーの隠し味に

ピパーツ(ヒハツ)は香辛料なので、当然カレーにも合います。ピパーツ(ヒハツ)は、古くから漢方など薬としても使われてきました。カレーの香辛料のほとんどは、薬効効果があるものばかりです。

そのためか、ピパーツ(ヒハツ)もカレーになじみます。

野菜炒めに

野菜炒めなどの炒め物に、コショウを加えることも多いかと思われます。炒め物の最後に、ピパーツ(ヒハツ)で味を整えると、より深い香りが楽しめます。

ラーメンに

ラーメンにコショウを振りかける方も多いでしょう。一般的なコショウも良いですが、ピパーツ(ヒハツ)を代わりに振りかけても、とても合います。

餃子のつけダレに

餃子のつけダレに、大量にコショウを振りかける食べ方が流行っているようです。餃子にコショウの組み合わせは、とても合います。コショウの代わりにピパーツ(ヒハツ)を使うと、さらに深みが増して美味しく食べられます。

パスタに

パスタにもとても合います。パスタのソースに加えても良いですし、召し上がる直前に振りかけても良いです。

サラダに

サラダのドレッシングの味付けに使っても、とても美味しいです。ピパーツ(ヒハツ)の香りが引き立つオススメの食べ方です。

味噌汁・スープに

味噌汁・スープの仕上げに、もしくは直前に振りかけていただくのも、美味しく食べられます。味に変化を出したいときにもオススメです。

書ききれないほどに、オススメの使い方が豊富にあります。上記は一般的な家庭料理ですが、当然、琉球・沖縄料理にはバッチリと合います。いろいろとお試しください。

ピパーツ(ヒハツ)の副作用は??

ピパーツ(ヒハツ)には、これといった副作用は見当たりません。ただし、過剰摂取はしないようにしましょう。ピパーツ(ヒハツ)は香辛料なので、摂りすぎると胃腸を刺激しすぎてしまうことがあります。

まとめ

沖縄の島こしょう、ピパーツ(ヒハツ)。人間のカラダに重要である毛細血管をサポートする働きがあることがわかりました。毛細血管が修復されると、若返りとなるアンチエイジングに効果が発揮されます。

美しく健康であるために、今日から毛細血管のケアを始めてみてはいかがでしょうか。ピパーツ(ヒハツ)と睡眠で、カラダケアしていきましょう。

 


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