生めんだけでなく低価格のインスタント麺まである「沖縄そば」 その歴史とは? ソーキ・てびち・中味って何のこと?

生めんだけでなく低価格のインスタント麺まである「沖縄そば」 その歴史とは? ソーキ・てびち・中味って何のこと?

 目次
沖縄そばとは
沖縄そばの歴史
沖縄そばのおもな具材
ソーキ・てびち・中身って? さまざまな沖縄そばのトッピング
地域によって違う沖縄そば
沖縄にはインスタント沖縄そばもある!!

沖縄そばは、琉球王国時代の宮廷料理であった歴史ある郷土料理です。そばの種類もトッピングによって、ソーキそば・てびちそば・中味そばなどバリエーションも豊富です。

生めんを茹でて食べるのが沖縄そばですが、低価格のインスタント麺もあります。そんな沖縄そばの魅力をご紹介します。

沖縄そばとは

沖縄そばといっても、そば粉は一切使用していません。には小麦粉が使われています。昭和30年頃までは、つなぎに「木灰」を使用していました。

木灰とは「がじゅまる」などの木を燃やして作られたものです。木灰を水に浸して、その水の上澄みを小麦粉と一緒に混ぜてつなぎにしていました。

木灰の中には、カルシウム・カリウム・ナトリウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。木灰を練りこむことにより、独特のコシと風味がうまれます。

最近では木灰を使う店は少なくなり、木灰のかわりに「かんすい」を使う店が多くなりました。

沖縄そばの麺の形状は、沖縄県内の地方ごとによって異なります。平たい麺もあれば丸細い麺もあり、ちぢれている麺もあればちぢれていない麺もあります。

沖縄そばの歴史

中国から沖縄へ「支那そば」などの麺類の製法が伝えられたとされているのが、450~500年前です。琉球王国時代にさかのぼります。

当時の沖縄そばは、琉球王国宮廷料理でした。庶民が食べられるようになったのは昭和初期になります。

1976年、公正取引委員会から沖縄生麺協同組合に対し、「沖縄そばは、そば粉を使用していないため、そばと表示してはならない」との通達があり、沖縄そばの名称存続の危機となりました。

その後、名称を認めてもらうよう積極的に働きかけたことが功を奏し、1978年10月17日、正式に「沖縄そば」の呼称認定を受けました。

のちの1997年に沖縄生麺協同組合は、この10月17日沖縄そばの日としました。

沖縄そばのおもな具材

沖縄そばは茹でられた小麦粉の麺、カツオと豚骨のだしがベースのスープ、以下に紹介するトッピングの具で作られています。

しょうが

紅ショウガを使うことが多いですが、針ショウガで提供するお店もあります。辛みと塩味がアクセントとなっています。

島ねぎ

香りがよく、ほのかな苦みがちょうどいいアクセントとなります。わけぎやあさつきが使われることもあります。

三枚肉やソーキなどのメインの具

三枚肉は皮付き豚バラ肉で、ソーキはスペアリブという骨付きの肉になります。これらは砂糖醤油で甘辛く煮つけられています。

かまぼこ

魚のすり身を油で揚げたものが使われます。野菜・もずくなどが一緒に練りこまれたかまぼこが使われたりもします。

ソーキ・てびち・中味って?さまざまな沖縄そばのトッピング

沖縄そばとは「ソーキそば」「てびちそば」「中味そば」などの総称となります。さまざまな種類のトッピングが存在しますが、それらをまとめて「沖縄そば」と呼んでいます。どんな具材のそばがあるのか、みていきましょう。

沖縄と言えばコレ「ソーキそば」

ソーキそばは、甘辛く煮た豚のあばら骨の肉(スペアリブ)がトッピングされている沖縄そばになります。お箸で切れるほど柔らかくなるまで煮込んであります。

女性にオススメ「軟骨ソーキそば」

軟骨ソーキそばは、甘辛く煮つけられた軟骨付きの豚肉がトッピングされた沖縄そばです。

お肌がつるつるになるといわれているコラーゲンがたっぷりと含まれているので、女性にオススメです。

軟骨がどれくらい煮込まれているかで、コリコリ食感かトロトロの口当たりかが変わってきます。

提供するお店によって、コリコリかトロトロかの違いがあります。

好みがわかれる「てびちそば」

てびちそばは、甘辛く煮た豚の足をトッピングした沖縄そばとなっています。「てびち」とは豚足のことです。美容に良いといわれるコラーゲンがたっぷりと含まれているので、女性にオススメです。

トロトロ食感深いコクはクセになります。しかし沖縄県民でも独特の臭みと見た目が苦手だという人もいます。ハマる人にはハマる、そんな沖縄そばです。

病みつきになる味「中味そば」

中味そばとは、豚のモツをトッピングした沖縄そばです。初めて食べるとそのクセのある風味に驚く方もいますが、そのクセが病みつきになってしまい、また食べたくなります。

ソーキそばにならぶ、人気のある沖縄そばとなっています。

ヘルシーな「ゆし豆腐そば」

ゆし豆腐そばは、「ゆし豆腐」という沖縄の郷土料理をトッピングした沖縄そばになります。ゆし豆腐はにがりを入れた状態から固めずに、ふわふわな状態で食べる豆腐です。

本土では「おぼろ豆腐」と呼ばれる豆腐によく似ています。豆腐がメインになっているので、摂取カロリーを抑えることができます。

ミネラルが豊富「あーさそば」

あーさそばは、海藻の「あおさ」がトッピングされた沖縄そばになります。あおさを練りこんだ麺を使った沖縄そばもあります。磯の香りが食欲をそそります。沖縄そばのあっさりとしたスープによく合います。

地域によって違う沖縄そば

同じ県内であっても地域によって多少の違いがあります。どんな違いがあるのか紹介していきます。

八重山そば

麺は細くて縮れていないストレート麺となっています。トッピングは細切りの豚肉かまぼこのみで紅しょうがは使われていません。スープはほんのりと甘味があり、だしのきいたあっさり味です。

沖縄そば屋さんに置かれている香辛料「ビパーチ」は八重山そば由来とされています。

宮古そば

宮古そばの具材(豚肉やかまぼこ)は、麺の下に隠されるようにして盛り付けられています。麺の上には薬味のネギのみとなるので、シンプルな見た目になっています。麺は平打ち麺でちぢれのないストレート麺です。

スープはあっさり味となっています。お店のテーブルの上には、香辛料として「カレー粉」が置かれています。カレーうどんのような風味が独特な沖縄そばです。

大東そば

大東そばは麺に特徴があります。太麺でコシが強く、モチモチとした食感のちぢれ麺となっています。大東そばのサイドメニューとして、大東寿司というものがあります。

マグロやカジキを特製のたれで漬けた、いわゆる「ヅケ」のお寿司となっています。

沖縄にはインスタント沖縄そばもある!!

沖縄ではインスタントのカップ麺・袋麺も食べられています。沖縄の土産店・スーパー・コンビニなどで購入することができます。価格はカップ麺で税抜き170円ほど、袋麺は5食入りで税抜き600円ほどとなっています。

手軽に食べられ、日持ちもするということで選ばれています。インスタント麺メーカーの大手「マルちゃん」「明星」からも発売されています。

沖縄限定販売なので、沖縄県外の方が購入するには直接沖縄に来て購入するか、通販でのお取り寄せが必要となっています。

インスタント麺ながら、できるだけ麺の食感とスープの味を本場の沖縄そばに近づけています。

まとめ

沖縄そばには琉球王国時代から続く長い歴史がありました。甘辛く煮た豚肉とモチモチとした食感の麺、カツオと豚骨のあっさりとしたスープが合わさって、シンプルでありながら飽きのこない味の沖縄そば。

長く沖縄で愛され続ける秘密は、見た目からは想像のできない味の奥深さにあるといえます。

 


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