沖縄のハブ油にはどんな効能があるのか

沖縄のハブ油にはどんな効能があるのか

 目次
ハブ油は美容に効果・効能がある!?
ハブ油の使い方
ハブとはどんな生き物なのか
沖縄にはハブのような毒蛇が多い??
ハブかヘビかの見分け方
ハブに出会わないようにするには?出会ったらどうすればいいのか?
万が一ハブに咬まれてしまったら

沖縄のハブ油とは肌に塗って使うものだとわかってはいても、その効能について良く知らないという方も多いのではないでしょうか。沖縄のハブ油の効能や使い方。ハブとはどういう生き物なのか、ハブに噛まれたらどうすればいいのかなどご紹介いたします。

ハブ油は美容に効果・効能がある!?

ハブ油とは、沖縄に生息する毒蛇である「ハブ」を精製して作り出されたのことです。沖縄では古くから、ハブ油は「とにかく何にでも効く」と言い伝えられ、塗り薬として利用されてきました。

最近では、ハブにはビタミンE・パテントン酸が豊富に含まれているといわれていて、美容面でも注目されています。アンチエイジング・皮膚の血流向上に効果があるといわれています。

昔から「ハブ油」には、下記のような症状に効果があるとされてきました。

〇切り傷

〇やけど

〇水虫

〇あかぎれ

〇吹き出物

〇虫刺され

〇にきび

〇乾燥による手荒れ・肌荒れ

ハブ油の使い方

切り傷や荒れた肌など気になるところに、1日数回、患部に直接塗り込みます。

ハブとはどんな生き物なのか

ハブは毒をもつ大型のヘビで、からだの全長は平均100cm~200cmとされ、大きいものだと250cmにもなります。黄色地または白地に黒い網目模様で覆われています。大きな三角形の頭が特徴的です。

ハブの毒は、出血毒とよばれています。咬まれた傷口からハブの毒が人間の体内に入ると、血管や筋肉などの組織が壊されてしまいます。咬まれた場合はすぐに、病院で血清治療を受けなければなりません。

ハブは夜行性で、おもに夜に活動します。昼間は草むらや物陰でじっとしていることが多いです。エサは魚類・鳥類・哺乳類とさまざまです。もっともよく食べているエサは、クマネズミやドブネズミになります。

ハブの種類にもよりますが、地上でも木の上でも生活ができます。冬は活発に活動しなくなります。しかし、冬眠はしません。

ハブの寿命ですが、20年を超えることもあるそうです。ハブは水のみでも、1年以上生きるといわれています。生命力がとても強い生き物です。

ハブはネズミを食べるので、野山だけでなく民家にもいることがあります。ハブの咬傷事故は、昼間の農作業中であることが多くなっています。しかし、ハブは自分から人間を襲ったりはしません。

昼間はじっとしているので、たまたま人間が近寄ってしまった時に咬まれてしまうことが多いのです。

沖縄にはハブのような毒蛇が多い??

沖縄には、22種類のヘビが生息しているといわれています。毒蛇になると8種類だけになります。その毒蛇のなかでも危険なのは、ハブ・ヒメハブ・サキシマハブ・タイワンハブと4種類だけです。

沖縄にいるヘビで人間に害をもたらす毒蛇は、じつは意外と少ないのです。必要以上に怖がり、害のないヘビまで駆除してしまわないよう考えていかなければならないでしょう。

ちなみに琉球列島の島々のなかには、宮古島や与那国島のように、ハブがいない地域もあるとのことです。沖縄には必ずハブがいるわけでは、ないのですね。

ハブがいる島といない島が、交互に並んでいるという言い伝えがあるそうですが、このような規則性はみられないということです。

ハブかヘビかの見分け方

おおまかに、ハブかヘビかの見分ける方法があるということです。危険のないように、観察できるときは、してみると良いかもしれません。どうやって見分けているか、以下にご紹介します。

1.頭のウロコの大きさを見てみる

ハブの頭は、とにかくこまかくて、たくさんのウロコでおおわれています。ハブでないヘビはウロコが大きく、ウロコの数が少なくなっています。

2.胴体のウロコの数を見てみる

背中のウロコの数を数えてみてください。ハブであれば、細かいウロコが20列以上あります。

3.色や形、大きさを見てみる

「ハブ」は黄色か白地に、黒い網目模様があります。大きさも2m前後で、とても大きいです。同じハブの仲間の「ヒメハブ」は灰色か茶色地に、黒い斑紋があります。大きさは、80cmほどといわれています。

サキシマハブ」は茶色地に、黒いギザギザ模様があります。大きさは、120cm前後といわれています。「タイワンハブ」については、サキシマハブと同じ見た目で130cm前後の大きさになります。

ハブに出会わないようにするには?出会ったらどうすればいいのか?

昼間と夜間では、ハブの行動も違います。それぞれご紹介します。

昼間の場合

ハブは夜行性です。昼間は、石垣の隙間・木の根の間・物の下などに潜り込んでおとなしくしています。それでも沖縄県内では、昼間の農作業中にハブに咬まれる事故が多く起こっています。

ハブはネズミをエサとしているため、農耕地周辺に生息していることが多いのです。そのため物陰でじっとしているハブに、人間が近づいてしまった結果咬まれてしまうのです。ハブが潜り込めそうな場所に近づく時には、注意が必要です。

夜間の場合

ハブは夜行性なので、夜は活動しています。もし出会ったら、とにかく近づかないようにしましょう。ハブは、自ら人間に近づいて行って咬むようなことはありません。しかし、ハブの自己防衛距離内に人が入っていってしまうと、咬まれることがあります。

ハブの攻撃範囲は、体長の半分~2/3といわれています。体長250cmのハブでは、1.5m以内が攻撃範囲になります。夜間暗い場所を歩く時、木の下を歩く時などは、懐中電灯で照らしなだら気を付けて歩くようにしましょう。

万が一ハブに咬まれてしまったら

万が一、ハブに咬まれてしまったときの対処法を知っておくと良いでしょう。以下にご紹介します。

1.あわてないで、ハブかどうか確認する

ハブに咬まれると、数分で腫れてきてとても痛みます。通常、牙の跡は2か所とされていますが、1~4か所確認されることもあるため、咬まれた跡だけでは判断が難しくなっています。

2.大声で助けを呼び、必ず医療機関を受診する

走ってしまうと、毒が身体にまわるのが早くなってしまいます。できるだけ自分では動かないようにしましょう。誰かにクルマなどで、医療機関まで運んでもらうようにしてください。

3.病院まで時間がかかる場合は、ゆるく縛る

帯状の幅の広い布で、ゆるく縛ります指が1本入るくらいに、ゆるく縛りましょう。絶対に細いひもで縛ったり、きつく縛ったりしてはいけません。血流が滞り、かえって悪くなってしまいます。

痛みや気持ちを和らげるために、鎮痛剤を飲んだり、アルコール類を飲んだりしてはいけません。このような事態も想定して、山間地などに行く場合は、できるだけ複数人で行動するようにしましょう。

まとめ

ハブは咬まれると厄介ですが、ハブが持つ生命力には人間の身体に効果・効能をもたらすことがわかりました。ハブは20年ほども生きるだけでなく、1年もエサなしで生き延びることができます。

その身体から搾り取られたハブ油に、効果・効能があるのもうなずけます。昔から伝えられている効能のほかに、最近では美容効果があることもわかりました。海外などでは毒蛇の美容効果は早くから知られており、化粧品に使われています。

お肌の若返り効果も期待できるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

 


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